【世界水泳】池江璃花子　予選20位敗退で号泣　50M自由形予選

水泳世界選手権第16日 （ 2023年7月29日    福岡 ）

＜世界水泳　競泳　女子50メートル自由形　予選＞全体20位で予選落ちする池江（撮影・平嶋　理子）
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　女子50メートル自由形予選が行われ、池江璃花子（23＝横浜ゴム）は25秒27の全体20位で敗退した。11組中9組の2レーンに登場。スタートから出遅れて得意の後半も伸びず、組7着に終わった。白血病から復帰後の自己ベストから0秒50も遅く、レース後は号泣。取材にも応じなかった。

　準決勝は午後8時16分開始予定。池江は午後8時2分開始予定の女子50メートルバタフライ決勝に駒を進めており、50メートル自由形予選を突破していれば、夜は約15分間で2レースをこなす必要があった。くしくも予選敗退により強行スケジュールは回避できた形だが、納得のいかないレースに涙があふれたようだ。

　今大会は既にリレー、個人種目を含めて7日間で10本のレースの消化。闘病前を含めて自身初の世界大会の表彰台を懸けた女子50メートルバタフライ決勝が11本目となる。目標に掲げた個人種目での決勝進出は既に達成。メダルへの意欲は「全くない。期待しないで」と語っている。予選敗退のショックを引きずらずに、決勝に挑めるか。精神面がカギを握りそうだ。