幕下5枚目の石崎が新十両昇進確実に 2連敗から5連勝「初めて自分を褒めたい」“名言”で喜び表現

[ 2023年7月21日 23:47 ]

大相撲名古屋場所13日目 ( 2023年7月21日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

高砂部屋の石崎(左)
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 東幕下5枚目の石崎(24=高砂部屋)が西十両12枚目の英乃海(34=木瀬部屋)を破って5勝目を挙げた。

 自身より約40キロ重い相手に右四つで胸が合う展開になったが、左上手投げで振ってから中に入って一気に前に出て寄り切った。来場所の新十両昇進へ大きく前進する貴重な5勝目。土俵下には師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)が審判として座っており「ちょうど目が合って、おそらく喜んでくれた」と笑顔を見せた。

 念願の関取の座をほぼ手中に収めた。日体大相撲部同期の欧勝馬(26=鳴戸部屋)や学生時代にしのぎを削った同学年の金峰山(26=木瀬部屋)、豪ノ山(25=武隈部屋)らが先に関取として活躍。「焦らず自分の相撲を」と以前話していたが、彼らの存在は刺激にはなっていたはず。「昨日の夜は全然寝られなかった」というほどの緊張感のある大一番を制した。

 今場所は2連敗スタートだった。場所前には「一度ダメになると全部ダメになる。そこを直さないと上ではやっていけない」と課題を挙げており、見事に克服。「切り替えて5連勝できたこと、初めて自分を褒めたいと思います」と“名言”を残した。

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