北勝富士 2敗で単独トップに 相撲巧者の遠藤を寄り切る 14日目は伯桜鵬戦「12勝できるように」

[ 2023年7月21日 19:26 ]

大相撲名古屋場所13日目 ( 2023年7月21日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

遠藤(左)を寄り切りで破る北勝富士(撮影・椎名 航)
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 北勝富士(31)が2敗の単独トップで残り2日間の土俵に臨むことになった。相撲巧者から土俵の主導権を握り続けた、遠藤戦(32)。当たっていなして引いて、こらえた遠藤をさらに左上手を引き付けながら寄り切った。

 「ちょっと内容が良くなかったけれど、動けていたので良かった」。求道者のように、引き技に突破口を求めた場面を悔いていた。

 14日目は伯桜鵬戦(19)。優勝争いへの意識を問われ、「別にそこは意識していない。とりあえず12勝できるように」。幕内での自己最多は11勝で、今回6度目だった。つまり過去5度更新し損ねた、新境地へ挑戦する。

 土俵下から見守った粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「北勝富士は調子がいいし、体が動いている。明日が楽しみですね」。押し相撲の新旧対決が賜杯の行方を左右しそうだ。

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