ナゲッツが初優勝に王手 マイアミでヒートに連勝して3勝1敗 ゴードンがチーム最多の27得点

[ 2023年6月10日 12:22 ]

ヒートのバトラーをかわしてシュートに持ち込むナゲッツのゴードン(AP)
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 NBAの王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第4戦が9日にフロリダ州マイアミで行われ、西の第1シードのナゲッツが108―95(前半55―51)で東の第8シードで地元のヒートを下して3勝1敗。1967年にNBAの対抗組織だったABAにデンバー・ロケッツとして誕生して以来、チーム創設56シーズン目でのリーグ初制覇に王手をかけた。

 ナゲッツではニコラ・ヨキッチ(28)が第1Qに右足首を痛めて一時ロッカールームに引き揚げ、第4Qの2分36秒に5反則目をコールされながらも36分の出場で23得点、12リバウンド、4アシストをマーク。ジャマール・マーリー(26)は15得点と12アシストを稼いでチームをけん引した。

 7日の第3戦ではヨキッチとマーリーが30得点以上でトリプルダブルを達成。同一チームの2人が30得点以上で個人記録3部門に2ケタと数字を記したのはレギュラーシーズンを含めて史上初めてとなっていたが、第4戦ではアーロン・ゴードン(27)が前半での16得点を含むポストシーズン自己最多でこの日のチーム最多となる27得点、ベンチから出たブルース・ブラウン(26)も21得点を稼いで勝利に貢献した。

 第8シードとして史上2チーム目のファイナル進出を果たしたヒートは今ポストシーズンのホームでは6連勝のあと4連敗。13点差のビハインドで突入した第4Qの序盤で一時5点差まで迫ったが反撃もここまでだった。

 ジミー・バトラー(33)は25得点と7リバウンド、7アシストをマークし、バム・アデバイヨ(26)は20得点と11リバウンド、カイル・ラウリー(37)は13得点を記録したが、ホームでの2戦で白星を挙げることはできなかった。ゲイブ・ビンセント(26)は2得点でマックス・ストルース(27)は無得点と先発した両ガードの得点は伸びず、2人で放った7本の3点シュートはすべてリングに嫌われた。

 なお第3Q残り2分、アデバイヨがダンクを試みた際、リングが歪んだために、それを修正するために7分間ほど試合は中断した。

 <第4戦チーム成績>
 ▼FG成功率=ナゲッツ49・4%(79本中39本)、ヒート45・5%(77本中35本)
 ▼3点シュート成功率=ナゲッツ50・0%(28本中14本)、ヒート32・0%(25本中8本)
 ▼FT成功率=ナゲッツ76・2%(21本中16本)、ヒート85・0%(20本中17本)
 ▼リバウンド=ナゲッツ(33)、ヒート(37)
 ▼アシスト=ナゲッツ(26)、ヒート(23)
 ▼スティール=ナゲッツ(12)、ヒート(2)
 ▼ブロックショット=ナゲッツ(6)、ヒート(3)
 ▼ターンオーバー=ナゲッツ(8)、ヒート(16)
 ▼ペイント内得点=ナゲッツ(48)、ヒート(46)
 ▼速攻による得点=ナゲッツ(12)、ヒート(14)
 ▼反則数=ナゲッツ(18)、ヒート(19)
 ▼最大点差リード=ナゲッツ(17)、ヒート(3)

 <ファイナルの成績と日程>
 ▼第1戦=6月1日(デンバー)○ナゲッツ104―93●ヒート
 ▼第2戦=6月4日(デンバー)○ヒート111―108●ナゲッツ
 ▼第3戦=6月7日(マイアミ)=○ナゲッツ109―94●ヒート
 ▼第4戦=6月9日(マイアミ)=○ナゲッツ108―95●ヒート
 ▼第5戦=6月12日(デンバー)
 ▼第6戦=6月15日(マイアミ)
 ▼第7戦=6月18日(デンバー)
 *日付は米国時間。第6戦以降は状況次第で実施

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