石浦　引退会見で最愛の家族を思い涙「健康な体で子供の成長を見守りたい」

引退会見で涙を流す石浦（撮影・前川　晋作）
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　1日に引退を発表した大相撲の元幕内・石浦（33＝宮城野部屋）が7日、東京・両国国技館内で師匠の宮城野親方（元横綱・白鵬）同席の下、引退会見を行った。

　昨年春場所で負った首のケガが治らず、医師からドクターストップがかかったという。「もうちょっと現役やりたい」と悔いもあったが「幕内で三賞も獲ってよく頑張った」と充実の10年間だった。

　引退を決断したのは、妻と3人の子供たちの寝顔を見た時。「これ以上の幸せはない。健康な体で子供の成長を見守りたい」。当時の心境を振り返ると、涙があふれた。

　今後は年寄「間垣」を襲名して部屋付き親方に。「今後のためを考えて（年寄名跡を）譲ってくださった」と、退職した先代間垣親方（元幕内・竹葉山）へ感謝の思いを述べた。