制空権を握る者が決勝を制す!東京ベイWTB根塚「プレッシャーを掛けたい」 20日決勝

[ 2023年5月18日 17:17 ]

バーナード・フォーリー(左)と組んで練習前にアップを行う根塚洸雅
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 ラグビーリーグワンのプレーオフ決勝(20日、東京・国立競技場)で初代王者の埼玉に挑む東京ベイが18日、千葉県船橋市の本拠施設で練習を実施。午後には登録メンバー23人も発表され、右ウイング(14番)で先発する昨季新人賞の根塚洸雅(24)は「120%の力を出せると思うし、出せれば勝てると思う。負ける気はさらさらない。激しく、クボタらしいプレーをして勝ちたい」と語気を強めた。

 勝敗の鍵を握りそうなのがキックゲームの優劣だ。相手はキッカー、レシーバーともに優秀な選手がそろうが、根塚も身長1メートル73と小粒ながら、レシーバーとしての実力は指折り。「キックゲームで相手は処理がうまい。そこでプレッシャーを掛けて、自分たちのチャンスに持って行けるようにしたい。声と走力、ハードワークで貢献したい」と話した。

 相手のFB野口竜司は大阪・東海大仰星高の先輩で、昨年日本代表に招集された際は、多くのことを学んだという。野口はキッカーとレシーバー双方の名手。「めちゃくちゃお世話になったので。竜司さんから学んだことを、試合でやり返せたら一番うれしい」と痛烈な恩返しをすることを誓った。

 対面はオーストラリア代表のコロインベテに決まった。準決勝では秩父宮ラグビー場のコンクリート壁に衝突して心配されたが、何事もなかったように根塚の前に対峙(たいじ)することになる。それでも「昨年もトイメンでやった。特に何も思うことはない」と強調。「モメンタム(勢い)をエッジから生ませると、チームは受けに回る。そこで体を張って、しっかり前で止めたい」とバチバチの勝負を宣言した。

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2023年5月18日のニュース