レイカーズ・八村の壁! MVPエースのヨキッチ封じた 初戦ナゲッツに惜敗も猛追立役者

[ 2023年5月18日 04:00 ]

NBA PO地区決勝   レイカーズ126-132ナゲッツ ( 2023年5月16日    デンバー )

<ナゲッツ・レイカーズ>B・ブラウンをかわして前進を図るレイカーズの八村(AP)
Photo By AP

 西カンファレンス決勝(7回戦制)第1戦がデンバーで行われ、第7シードのレイカーズは第1シードのナゲッツに126―132で敗れた。日本人選手で初めて決勝の舞台に立った八村塁(25)は途中出場で28分10秒プレーし、5試合ぶりに2桁となる17得点に、1アシスト、1ブロックショットをマーク。終盤は相手エースのニコラ・ヨキッチ(28)のマーカーを任され守備でも貢献した。第2戦はデンバーで18日(日本時間19日)に行われる。

 終盤の猛追の立役者は紛れもなく八村だった。第3Qの終盤から相手エースのヨキッチの密着マークを任されると、流れが一変。最大21点のビハインドを負ったが、第4Qに一時3点差にまで迫った。存在感を発揮し「(ウォリアーズとの)準決勝では活躍の機会は少なかったが、この時を待っていた」と充実感をにじませた。

 フル出場した第4Qはヨキッチとマッチアップ。デービスのサポートも受ける二段構えの守備が機能した。「僕がヨキッチを守ると言われ、準備はできていた。リングから遠ざけ、味方にリバウンドを取らせる気持ちでやれと言われ、心がけた」。第3Qまででトリプルダブルを達成して31得点を挙げていた身長2メートル11の万能センターを、第4Qはフリースローによる3点に抑えた。

 攻撃でも17得点を挙げた。3点シュートを決めるなど、今プレーオフは3点シュート31本中17本を成功。成功率54・8%は4強入りしたチームで1試合1本以上打っている選手の中で1位だ。

 出場時間帯の得失点差はプラス10でチームトップ。ヨキッチ対策が鍵を握るため、先発に抜てきされる可能性も出てきた。八村は「このシリーズは、僕にとって大きなものになると思う」と活躍を予告。昨季まで2季連続MVPを獲得したスターに泥くさく食らいついていく。

続きを表示

2023年5月18日のニュース