十両・島津海が27歳の誕生日飾った5連勝　自己最高位で狙うは新入幕「飛躍の年にしたい」

大相撲夏場所5日目 （ 2023年5月18日    両国国技館 ）

島津海（右）に寄り切りで敗れる栃ノ心（撮影・木村　揚輔）
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　十両・島津海（27＝放駒部屋）が元大関の栃ノ心（35＝春日野部屋）を破って初日から5連勝とした。もろ差し狙いの立ち合いから差し勝って一気に前に出て寄り切り。「踏み込みが良くて前に出れている。力が（相手に）伝わっている気がします」と手応えを得ていた。

　春巡業では積極的に申し合いに参加。場所直前には幕内・朝乃山（29＝高砂部屋）が出稽古に訪れ「めちゃめちゃありがたかった」と充実した稽古を積んできた。今場所は自己最高位の西十両6枚目。大勝ちすれば新入幕のチャンスも広がる場所で好スタートを切った。

　この日は27歳の誕生日。「去年は（誕生日に）負けたので、勝ててよかったです」。一つ年を重ね、目指すは幕内の地位。「飛躍の年にしたいです」と力強く意気込んだ。
　十両は初日から4連勝としていた島津海、豪ノ山（25＝武隈部屋）、落合（19＝宮城野部屋）の3人がそれぞれ星を伸ばして5戦全勝とした。