レイカーズが敵地で先勝 第7シードの準決勝シリーズでの白星は25年ぶり 八村は6得点

[ 2023年5月3日 13:53 ]

シュルーダーと握手をかわすレイカーズのジェームズ(AP)
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 西の第7シードとしてポストシーズンに突入したレイカーズは2日、敵地サンフランシスコ(カリフォルニア州)で昨季の王者でもある第6シードのウォリアーズとの準決勝シリーズ第1戦に臨み117―112(前半65―64)で競り勝って敵地で先勝。このカードはレギュラーシーズンを含めて4連勝となった。

 第7シードが地区準決勝に勝ち上がったのは1回戦が5試合制から7試合制になった2003年以降では10年のスパーズだけだったが、スパーズは西地区準決勝ではサンズに0勝4敗で敗退。第7シードの地区準決勝シリーズでの白星は1998年5月9日の東地区準決勝第3戦で、ニックスが第3シードのペイサーズに83―76勝って以来、実に25年ぶりの出来事となった。

 アンソニー・デービス(30)が前半の23得点を含む30得点と23リバウンド、4ブロックショットを稼げば、ウォリアーズのステフィン・カリー(35)とはキャバリアーズ時代の2015年から4年連続でファイナルで対戦しているレブロン・ジェームズ(38)は22得点と11リバウンド。レイカーズは第4Q6分1秒に112―98と最大14点をリードしながらここから連続14失点を喫して同点にされたものの、このあとの接戦を制して逃げ切った。

 八村塁(25)は第1Qの6分11秒にジェームズに代わってコートに登場。このクオーターではペイント内で2本のシュートを決め、フリースローも2本成功させて6得点をマークした。第2Qと第3Qはシュート機会がなく無得点。先発フォワードのジャレッド・バンダービルト(24)がカリーをマークするという重要な役目を担ったために第4Qに出場機会はなかった。

 そのバンダービルトは8得点ながらブロックショットとスティールを2つずつ記録。第3Qにはカリーのフローターを背後から阻止するなどディフェンスで勝利に貢献した。バンダービルトがベンチにいるときにカリーとマッチアップしたデニス・シュルーダー(29)も19得点と活躍。レイカーズの3点シュート成功は25本中6本だったが、ペイント内のスコアで54―28と上回って勝利を収めた。

 ウォリアーズは3点シュートを53本中21本決めたものの、フィールドゴール(FG)全体の成功率はレイカーズの46・7%に対して40・6%どまり。キングスとの1回戦第7戦で50得点を記録していたカリーは、バンダービルトのマークに苦しみながらも6本の3点シュートなどで27得点。クレイ・トンプソン(33)は25得点、ケボン・ルーニー(27)は10得点と23リバウンド(20以上は今ポストシーズン4回目)を稼いだもののホームでの初戦をものにすることはできなかった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分49秒=6得点)
(1)6分36秒・オフェンスリバウンドからペイント内でバンクショット=○
(2)7分51秒・ペイント内でステップバックからジャンプシュート=○*8分52秒・フリースロー2本=○○
 ▼第2Q(出場1分42秒=シュート機会なし)
 ▼第3Q(出場3分47秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場機会なし)

 <レイカーズ今季の対ウォリアーズ>
 ▼22年10月18日=●109―123
 ▼23年2月11日=○109―103
 ▼23年2月23日=○*124―111
 ▼23年3月5日=○*113―105
 ▼23年5月2日=○117―112
 *はロサンゼルスでの試合

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