馬場咲希の18歳初戦は9歳のときに観戦した国内メジャー「不思議な感じ、4日間戦いたい」

[ 2023年5月2日 20:44 ]

<ワールドレディースチャンピオンシップサロンパスカップ・練習日>練習ラウンドで照井キャディー(左)と笑顔を見せる馬場咲希(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの今季メジャー初戦、ワールド・サロンパス・カップは4日、茨城県の茨城GC西Cで開幕する。昨年の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(18=代々木高3年)が練習ラウンド後に会見に臨み、意気込みを語った。

 9歳のとき、14年大会をギャラリーとして観戦した。その場に選手として立つことに「不思議な感じ」と話した。先月25日、18歳になったばかり。「運転免許が取りたい」と屈託なく笑う馬場は誕生日に家族による寿司パーティーでお祝いしたことも明かした。

 現在の調子は今ひとつ。ショットがぶれ、予選落ちした先月のシェブロン選手権の内容を「引きずっている感じ」と明かした。それでも下を向かないのが馬場の強み。「フルスイングはあまりしないようにと言うか、悪いときはフルスイングしてもあまり意味がないのでハーフスイングを挟みながらやっています」。日々、懸命な修正が続く。

 むろん、予選落ちしたシェブロン選手権でも収穫はあった。不調に加え、厳しいセッティングにも耐え「パーセーブできたホールが多かったのは良かった」という。今週もグリーンは小さく速い。グリーン周りも刈り込まれ、メジャー設定に仕上がっている。「4日間戦いたい。耐えてあきらめず、バ―ディーを取りたい」と意気込んだ。

 この日はツアー屈指の飛ばし屋でもある渡辺彩香(29)と練習ラウンドした。アゲンストの中では20ヤード近く置いていかれるホールもあったが、風がフォローのホールでは互角の飛距離も見せた。何より16年大会を制したレクシー・トンプソン(米国)と優勝を争った経験談を聞き、大きな刺激になった。

 18歳で迎える初戦。馬場は「予選を通過したいのは一番。自分の気持ちを崩さないように。すごく難しいコンディションなので耐えながらバーディーが取れるように、あと1日半時間があるのでいい調子に持っていけるように頑張ります」と話していた。

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2023年5月2日のニュース