2部から再出発する同大アメフト部・橋詰HC「日本一いいチームをつくりたい」 今季初戦で京大に惜敗

[ 2023年4月22日 19:40 ]

学生アメリカンフットボール交流戦「今出川ボウル」   同大19-20京大 ( 2023年4月22日    宝ケ池球技場 )

同大アメフト部の橋詰功ヘッドコーチ
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 同大アメリカンフットボール部が今年初戦で京大に惜敗した。試合後の橋詰功ヘッドコーチは少し安堵(あんど)したような表情を浮かべた。「フットボールができるのはうれしい。選手たちも、その喜びを感じたと思う。いろんな方の努力で再び活動できるようになり、選手たちも感謝している」。昨年9月に部員4人が準強制性交の罪で逮捕、起訴された。ただちに活動停止し、関西学生1部のリーグ戦、2部1位との入れ替え戦を辞退。3カ月の活動停止期間を経て、同12月から練習再開した。今年は2部から再出発となる。

 冬場は筋力トレーニングなど体づくりに努め、防具を着用しての実戦練習は4月から。新入生の勧誘活動もある中であわただしく準備した。春は基本的な技量、体力を高める時期。「フィジカルで一生懸命にプレーしていた。いろいろミスはありましたけど」。先制FGから前半に一時は13点リードを奪いながら逆転負け。悔しい形で試合が終わったものの、はつらつとプレーする選手の姿に手応えをつかんだ様子だ。

 今季目標は日本一だという。「主将(DB泉勇太朗)や幹部(選手)と話したところ“日本一になりたい”と彼らは言います。2部ですから(学生日本一を決める大会へ)つながってはいませんが“日本一、努力するチーム”“日本一いいチーム”はつくれます」。ひたむきに競技に取り組む姿で、活動再開へ尽力してくれた周囲への感謝を示すつもりだ。

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2023年4月22日のニュース