2023年のアメフト関学大は「重戦車」スタイルで攻める 大村監督「RBを褒めてやってください」

[ 2023年4月22日 17:37 ]

アメフト交流戦   関学大14ー10日大 ( 2023年4月22日    王子スタジアム )

<関学大ー日大>パスを狙う関学大QB星野
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 絶対王者は、シーズンを選ばず負けない。試合終了まで43秒のタイミングで、関学大RB伊丹翔栄(3年)が逆転TDラン。7年連続学生日本一を目指す1年は、いつものように白星で滑り出した。

 試合後の囲み会見。ラストで珍しく、大村和輝監督から切り出した。「今日はRBを褒めてやってください。(ランナーが)自分からガンガン当たりにいっていた。とても良かったと思います」

 ランナーの前にディフェンスが立ちはだかった時、選択肢は2つしかない。カットバックを使ってかわすか、相手を弾き飛ばすか。2023年の関学大は後者を志向し、強い当たりでゲインを稼ぐ。「そういうランの方がディフェンスが嫌がるので」。指揮官の狙いはシンプルだ。

 エース候補の伊丹も、チームの狙いは十分に理解している。本来はカットバックを得意としながら、オフにフィジカルを徹底的に鍛えて8キロの増量に成功。「今までは相手に合わせて走ってきたけど、このスタイルなら、相手が合わせられない」。勝ち続けても進化をやめない軍団。ド迫力の地上戦が、オフェンスに新しい風景を生み出す。
 

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2023年4月22日のニュース