大栄翔が直接対決で敗れ優勝決定戦へ!霧馬山はガッツポーズ 昨年九州場所の巴戦以来、通算83度目

[ 2023年3月26日 17:26 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2023年3月26日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所・千秋楽>大栄翔(左)を突き落としで下す霧馬山(撮影・藤山 由理)
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 大相撲春場所は26日、エディオンアリーナ大阪で千秋楽の取組が行われ、小結・大栄翔(29=追手風部屋)が関脇・霧馬山(26=陸奥部屋)との直接対決に敗れ、賜杯の行方は優勝決定戦に持ち越された。大栄翔が勝てば21年初場所以来13場所ぶり2度目、霧馬山が連勝なら初優勝となる。

 最近6場所の対戦成績は3勝2敗だった大栄翔は、唯一の3敗となった霧馬山と千秋楽結びの一番で直接対決。勝てば2度目の賜杯だったが、8日目以降7連勝と勢いのある霧馬山に屈した。突いて突いて前に出て土俵際まで追い込み、圧力を強める大栄翔。しかし、驚異の粘りで残した霧馬山が逆転の突き落としで8連勝。場内が大歓声に沸く中、取組後にガッツポーズを見せた。

 優勝決定戦はが昨年九州場所の貴景勝、高安、阿炎による巴戦以来、通算83度目。昨年春場所は12勝3敗で並んだ新関脇・若隆景が平幕・高安との決定戦に勝利し初優勝。福島県出身としては72年初場所の初代栃東以来、50年ぶりとなる幕内優勝を決めた。また、新関脇の優勝は36年の双葉山以来、86年ぶりの快挙となった。

 2人による争いでは直近では17年秋場所で横綱・日馬富士が大関・豪栄道に2連勝している。

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