元松鳳山「両親のおかげ」涙の断髪式　約430人が参加　今後は千葉県船橋市で焼き肉店開業目指す

泣き崩れる元松鳳山の松谷裕也さん
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　昨年6月に現役を引退した大相撲の元小結・松鳳山の松谷裕也さん（39）が11日、東京・両国国技館で断髪式を行った。06年春場所初土俵の同期だった幕内・竜電、錦木、十両・千代の国や、二所ノ関親方（元横綱・稀勢の里）ら約430人が出席。断髪式では入門時の師匠である荒磯親方（元大関・若嶋津）の止めばさみで16年間の力士生活に別れを告げた。

　断髪式では母親の輝美さん（64）の名前が呼ばれた瞬間に、顔をくしゃくしゃにしながら号泣した。「泣かないつもりだったけど両親のときは、やっぱりきましたね。大きなケガもなく相撲が取れてきたのは丈夫に産んでくれた両親のおかげ」。今後は千葉県船橋市で焼き肉店開業を目指す。