幕下15枚目格付け出しの落合哲也 申し合い稽古で強さ発揮 デビュー場所へ「楽しみたい」

[ 2023年1月6日 18:38 ]

デビュー場所へ向けて稽古する落合哲也(撮影・前川 晋作)
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 大相撲初場所(8日初日、東京・両国国技館)で初土俵を踏む幕下15枚目格付け出しの落合哲也(19=宮城野部屋)が6日、東京都墨田区の同部屋で稽古を行った。

 申し合い稽古で三段目の大谷(23)、石井(20)、大ノ蔵(24)を相手に6番取って5勝1敗。左差し右前ミツの形をつくっての速い攻めを見せた。この日は調整のため番数は少なかったが、入門してから約1カ月、平均20~30番の稽古を重ねてきたという。十両上位の北青鵬(21)や炎鵬(28)らとも充実した稽古を行ってきており勝つこともしばしば。「稽古場で勝てたことは自信になります」と手応えを得ていた。

 高校横綱、実業団横綱などアマチュア相撲で数々のタイトルを獲得してきた実力は本物。兄弟子の炎鵬は「19歳とは思えない。どこまでやれるのか楽しみですね」と期待していた。

 2日後に迫ったデビュー場所を前に「初めてなので不安なことも多い。初めてプロの土俵に上がる緊張はあります」と新弟子らしい心境も吐露。一日一番に集中することや、それを15日間持続させる難しさは未知なだけに、期待と不安が入り交じっていた。それでも、ここまで積み重ねてきた稽古や対戦相手の研究は十分。「デビュー場所なので手応えを感じられるように、自分でできることを全力でやりたい。初めての7番を楽しみたい」と意気込んだ。

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2023年1月6日のニュース