ネッツの連勝が12でストップ 渡辺の3P成功はなし “陰の1位”ながら公式記録に規定数が不足

[ 2023年1月5日 12:50 ]

ダンクを決めるネッツのデュラント(AP)
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 東地区全体2位のネッツは4日、敵地シカゴ(イリノイ州)でブルズに112―121(前半59―69)で敗れて25勝13敗。最大18点差のビハインドから第3Q終了時点と第4Q序盤で3点差にまで詰めたが、ここからの接戦を制することはできず、昨年12月7日のホーネッツ戦から続いていた連勝記録は12でストップした。

 ケビン・デュラント(34)が44得点、カイリー・アービング(30)が25得点を稼いだものの、このカードは11月1日(●99―108)を含めて今季2戦2敗。チームの連勝記録(14)の更新はならなかった。

 NBAの3点シュート成功率部門で1位に立っていた渡辺雄太(28)は第2Qの出だしからコートに登場したが、3分16秒間で3つの反則をコールされファウル・トラブルと直面。第3Qは77―82だった残り2分49秒から出場したものの、右サイドからこの日唯一の3点シュートを放ったがリングに嫌われ、その10秒後には4つ目の反則を犯してしまった。

 渡辺は結局6分のみの出場でフィールドゴール(FG)は2本とも失敗し、フリースロー(FT)1本のみによる1得点と1リバウンド、1アシスト。今季の3点シュート成功は37本のままで、ネッツの試合消化数(38)を1つ下回ったために、成功率51・4%(72本中37本)は“陰の1位”ながら、公式記録部門からは三たび名前が消えた。

 前日まで同部門で2位だったサンズのデイミオン・リー(30)はキャバリアーズ戦で2本とも失敗して今季の3点シュート成功率は48・6%。渡辺が規定数不足となったために1位に返り咲き、クリッパーズのルーク・ケナード(26)が48・2%で2位、ナゲッツのケンタビアス・コールドウェルポープ(29)が47・5%で3位につけている。

 ネッツの今季の3点シュート成功率はリーグ2位の39・3%だったが、この日は32・4%(37本中12本)。デュラントは10本中5本、22得点を記録したセス・カリー(32)は7本中6本を決めたが、今季の成功率が43・2%だった先発のロイス・オニール(29)は9本すべて失敗し、35分出場しながら無得点に終わった。

 ブルズは3試合ぶりの白星で17勝21敗。デマー・デローザン(33)とパトリック・ウィリアムス(21)がともに22得点、ニコラ・ブーチェビッチ(32)が21得点と13リバウンドを稼ぎ、2シーズン目のガード、アイオ・ドスーム(22)も17得点をマークしてチームの勝利に貢献した。 

<渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場機会なし)
 ▼第2Q(出場3分16秒=1得点)
*2分28秒・フリースロー2本=×○
 ▼第3Q(出場2分47秒=無得点)
(1)9分31秒・右サイドから3点シュート=×
(2)11分47秒・左ベースライン際で無理な体勢からジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場機会なし)

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