田中希実「遅いと思います」5000メートル15分26秒53 社会人初レースに辛口評価

[ 2022年4月9日 20:24 ]

陸上金栗記念選抜中長距離大会 ( 2022年4月9日    熊本・えがお健康スタジアム )

 女子5000メートル(タイムレース) 日本人トップの15分26秒53をマークし6位に入った田中希実(1)
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 タイムレース決勝の女子5000メートルでは、東京五輪1500メートル8位の田中希実(豊田自動織機)が15分26秒53で日本人トップの6位だった。序盤から日本人トップを争う第2集団につけ、ラスト1周のスパートで突き放した。それでもタイムについては「遅いと思います」と辛口評価で「気持ちいいペースが見つけられなかった」と振り返った。

 今月に豊田自動織機に入社したばかり。社会人初レースを終えて「1週間バタバタしていた。点と点の練習が線でつながらなかった。実業団としてのプレッシャーより自分を持つことができなかった」と自戒を込める。「世界陸上、アジア大会がありますが、今のままではどの種目でも権利を獲れない。その目標は今は言えない」と危機感すら口にし「今まで以上に自分を持たないといけない」と語った。

 今後は400メートルから1万メートルまで幅広い種目に出場しながら、ギアを上げていく予定。「純粋に走りたいと思った。その選択を無駄にしないで、楽しめるレースにしたい」と頭を切り替えた。

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