英国ミュアヘッド 平昌の雪辱に燃える「また最終ショットが勝負になる」

[ 2022年2月20日 05:30 ]

英国チームのミュアヘッド(AP)
Photo By AP

 カーリング女子の英国はメンバー全員が日本に先駆けて練習を行った。02年ソルトレークシティーで金メダルを獲得しているが、五輪4大会連続出場のミュアヘッドがスキップを務める「チーム・ミュアヘッド」としては初の決勝進出。14年ソチ銅メダル、18年平昌4位の31歳は「三度目の正直で準決勝に勝てた。こんなチャンスはめったにない」と意気込んだ。

 カーリング発祥の地とされるスコットランド出身。父ゴードン氏が世界的カーラーで、兄弟も代表選手という一家にあって「天才少女」と呼ばれ、世界ジュニアを計4度制覇。13年世界選手権で世界一に輝き、24歳だったソチ五輪では、男女を通じて史上最年少のメダル獲得スキップとなった。平昌五輪後はチームのメンバーを一新。自身は股関節の手術でブランクをつくりながらも、五輪予選から勝ち上がってきた。

 4年前の日本との3位決定戦は、自身の最終ショットが原因でメダルを逃した。悪夢の場面を「忘れたかったけど頭から離れない」と打ち明け、「だから、同じチームと金メダルを懸けてプレーできるのは本当にうれしい」と話した。日本のメンバーが大好きで「とても楽しいし仲良くしている」と明かす一方、「接戦になるのは分かっている。また最終ショットが勝負になる」と並々ならぬ決意を口にした。

続きを表示

2022年2月20日のニュース