パラ42歳“二刀流”佐藤圭一 北京大会へ抱負「経験を生かしたい」冬季4大会連続出場

[ 2021年10月28日 19:03 ]

実戦形式で汗を流した佐藤圭一
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 来年3月の北京パラリンピックに出場するバイアスロン日本代表が28日、合宿地の岩手県八幡平市で練習を公開した。冬季パラ4大会連続出場となる42歳の佐藤圭一(セールスフォース・ドットコム)は約900メートルの滑走と射撃を交互に繰り返す実戦形式で調整。メダル獲得に向けて「実力を最大限発揮できるようにこれから練習していきたい」と汗を流した。

 16年リオデジャネイロ大会ではトライアスロンで夏季パラリンピック出場経験のある佐藤。もちろん、今夏の東京大会も出場を目指していたが、昨年8月の練習中に自転車で転倒し、左肩を骨折。3度も手術を行う大ケガの影響は大きく、自国開催での切符獲得はかなわなかった。それでも夏の悔しい思いは「(24年)フランス(大会)でしかリベンジできない。しょうがないこと」と冷静に冬の舞台へ切り替えた。

 左肩の状態は「だいぶ回復してきた。80%くらい」という。冬季大会に向けたトレーニングを7月から開始し、今月26日には北京大会の代表入りが決まった。東京大会に向けた努力は無駄ではない。二刀流として、夏から冬へ。「その経験を生かしたい」と決意を新たにした。

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