【競泳】瀬戸はバタと背泳ぎで先行も泳ぎのテンポ速く最後はバテてしまった―林享の目

[ 2021年7月25日 05:30 ]

東京五輪第2日 競泳400メートル個人メドレー予選など ( 2021年7月24日    東京アクアティクスセンター )

<競泳 男子400メートル個人メドレー予選>ゴールした瀬戸大也(手前)はぼう然とする(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 競泳初日は残念なスタートとなった。瀬戸ほどの実力者でも五輪最初のレースは緊張があったと思う。最初のバタフライと背泳ぎで先行したが、泳ぎのテンポが少し速かった。最後の自由形で決勝への体力温存のためにペースを落としたようだが、最後はバテて、競り合う展開でも上げられなかった。

 決勝進出ラインは4分10秒台前半と速かった。ただ4月の日本選手権を4分9秒02で泳いでいる瀬戸自身は、予選から4分9秒台は出せると思っていたのではないだろうか。周りを見ながら落ち着いて入っても問題なかったように思う。

 予選さえ通っていれば決勝では修正して本来の泳ぎができただろう。自分の泳ぎができず、9位で予選落ちという結果は凄く悔しいと思う。気持ちを切り替えて残り2種目に臨んでほしい。

 女子400メートルリレーも9位で決勝に1つ届かなかった。池江は前半から積極的に入り、引き継ぎで53秒台で泳げており、調子はまずまずだと思う。課題のスタートも出遅れていなかった。次のメドレーリレーのバタフライに集中してほしい。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

続きを表示

2021年7月25日のニュース