パナソニック福岡が今季7トライ目 途中出場も決定力発揮 ラグビートップリーグ

[ 2021年4月10日 18:11 ]

ラグビートップリーグ第7節   パナソニック55―19ヤマハ発動機 ( 2021年4月10日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

<パナソニック・ヤマハ>後半39分、トライを決めるパナソニック・福岡(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 パナソニックはヤマハ発動機を55―19で破り、リーグ戦通算6勝1分け、勝ち点31でホワイトカンファレンスの1位通過が決定。プレーオフトーナメントでは4月25日の2回戦(大阪・花園ラグビー場)から登場する。

 今季初の途中出場となったWTB福岡堅樹(28)が、さすがの決定力を見せつけた。後半11分に登場。その直後のリスタートで、キックオフボールをキャッチした直後に激しいタックルを浴びてピッチに倒れた。自ら立ち上がったものの、脳震とうの検査のために一時退場。問題なしとの診断を受けて同27分に再登場すると、試合終了間際、ゴール前でSO松田からラストパスをもらいチーム8つ目のトライ。「(松田)力也からのいいパスがあり、その前のスクラムも良かった。僕は置くだけだった」とはにかんだ。

 体調不良の知人との接触が認められ、大事を取って欠場した第2節の日野戦を除き、開幕から前節まで先発出場を続けていた。6日に順大医学部の入学式に出席するため、練習を休んだことでリザーブに回ったが、ピッチでのパフォーマンスに一切陰りはなし。これで開幕から出場6試合で計7トライ。「今週は練習にも出られない状態だったが、チームが助けてくれた」と感謝した。

 パナソニックはプレーオフトーナメントには2回戦から登場し、今季限りで引退する福岡の残り試合は最大4試合となる。ロビー・ディーンズ監督は福岡について「なるべくスタートで起用したい。彼もプレーしたいという意欲を持っている。サポートしたい」と最大限のサポートを約束。希代のトライゲッターの花道を飾るべく、チーム一丸で現行TL最後のタイトルを獲りに行く。

続きを表示

2021年4月10日のニュース