辞任の森喜朗氏、拍手に送られて懇談会の会場を後に

[ 2021年2月12日 16:57 ]

東京五輪・パラリンピック組織委の評議員会と理事会の合同懇談会で辞任を表明し、厳しい表情であいさつを続ける森喜朗会長(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、理事会と評議員会の合同懇談会に出席し、会の冒頭で辞任を表明した。

 森氏は3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。女性蔑視と取られて国内外で大炎上し、4日に謝罪、撤回したが、批判は収まらなかった。

 午後3時前に始まった懇談会の冒頭、森氏は「本日をもって辞することにした。いくつかご相談をいただくことがあるが、最後は後継者の選定をどうするか、取り計らいがあると思う。率直な意見をいただき、意味がある会になるように。最後の会として心に残るように、ぜひ運営をできれば」とあいさつ。午後4時15分頃、懇談会の途中で、森氏は出席者の拍手に送られて会場を後にした。

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