森会長辞意は「判断を尊重するべき」組織委の武藤事務総長

[ 2021年2月12日 11:22 ]

武藤敏郎事務総長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(77)が12日、午後に開催される評議員会・理事会の合同懇談会に備えて都内の組織委員会入りした。合同懇談会では森喜朗会長(83)が女性蔑視発言の責任を取って辞意を表明する見通しで、後任として日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)の就任が報告される見込みとなっている。

 武藤総長は五輪開幕5カ月前というタイミングでの森会長の辞任について「退任する経緯はご承知のようなことなので。これはもう会長の判断を尊重するべきだと思う。このタイミングで交代したことで準備に遅延することのないようにするのが我々の勤め。極めて順調に進んできたので。会長が交代したから何か問題が生じるとかは現時点では心配ない」と話した。

 森会長と11日に会談した川淵氏が、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)から、森会長と並ぶ女性の共同代表を置く提案があったと明かしたことについては「そういう話はありますが、今、そういうことが検討されているわけではない」と述べた。

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