花園決定の東海大大阪仰星 自宅練習に料理追加 “親への感謝”表現し成長、難敵も料理した!

[ 2020年11月2日 05:30 ]

全国高校ラグビー大阪第1代表予選決勝戦   東海大大阪仰星19-8大阪桐蔭 ( 2020年11月1日    花園 )

<大阪桐蔭・東海大大阪仰星> 前半、突進する東海大大阪仰星・近藤(中央) (撮影・後藤 大輝)
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 第100回全国高校ラグビー大会の出場校を決める大阪府予選の決勝3試合が1日、花園ラグビー場で行われた。第1地区は東海大大阪仰星が大阪桐蔭を破り、2大会連続20度目の出場を決めた。

 17年度の花園決勝カードの再現は、東海大大阪仰星に軍配が上がった。直近3年の冬の花園で優勝が一度ずつの両雄。FW平均体重で4・2キロ重い大阪桐蔭に序盤こそ接点で後手を踏んだが、球をワイドに散らした後半に逆転勝ちを納めた。

 湯浅大智監督は8点を追う後半6分にSOを、同16分にSHを替えた。CTB近藤主将をSOに上げ、テンポアップを図った。4点リードの同22分は自陣10メートルの左中間ラックから左へ展開。流れるような攻撃からWTB大畑が中央へ飛び込んだ。難敵を料理しても喜ぶ選手はいない。近藤は「もっと上のステージがあるので」とサラリと言ってのけた。

 新型コロナウイルスによる自粛期間中、指揮官は自宅でのメニューに料理を加えた。競技以外で感性を磨き、親への感謝を感じてもらう狙いがあった。近藤は鮭のムニエルに挑戦し「家族にもふるまいました」と笑った。特別なシーズンの締めくくりは聖地がふさわしい。3大会ぶりの頂点へ、ラグビーも料理も腕を上げるつもりだ。

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2020年11月2日のニュース