幕内力士ら夏場所へ不安吐露「相撲とコロナ、どっちにも気を張るのは難しい」

[ 2020年4月26日 05:30 ]

 新たな感染判明は角界に衝撃を与えた。ある幕内力士は「とにかく怖い。今回で感染力の強さを知ることになった。相撲とコロナとどっちも気を張ってやるのは難しい。春場所以上に」と不安を吐露した。

 日本相撲協会からの通達で接触する稽古を控えているものの、トイレや風呂など部屋内は共有部分が多い。それぞれ決まった皿やコップはなく、ちゃんこは大人数で大皿料理を共有する。常に完璧な除菌をするのは至難。それだけに「もう防ぎようがない」とも漏らした。さらに、複数の力士は「ぎりぎりまで体つくって直前になって中止はしんどい」と声をそろえた。

 あす27日の番付発表後、力士は本格的な稽古を始める。協会は5月上旬に開催について検討する見通しだが、ある関取は「支度部屋は3密状態になるし、感染リスクも高まる。先のことを考えて、決断してほしい」と語気を強めた。

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2020年4月26日のニュース