カーリング混合、日本は平昌五輪出場権逃す… フィンランドに敗れ4位

[ 2017年4月28日 05:30 ]

カーリング混合ダブルス世界選手権第6日 ( 2017年4月27日    カナダ・レスブリッジ )

エストニア戦でスイープする小笠原(手前)と指示を出す阿部
Photo By 共同

 日本の小笠原歩(38)阿部晋也(37)組が1次リーグA組最終戦でフィンランドに4―6で敗れ、1次リーグ敗退が決まった。来年の平昌五輪出場枠獲得は16強によるプレーオフ(PO)進出が最低条件だったため可能性が消えた。日本は3勝4敗でPO自動進出の3位になれず、各試合前に先攻後攻を決めるショットから算出するドローショットチャレンジ(DSC)によりA組4位に。だが、D組4位のイングランドにDSCで劣り、PO進出最後の1枠を逃した。

 勝てばフィンランドと4勝3敗で並んでタイブレークに持ち込めた日本だったが、敗れて五輪出場の夢がついえた。4―5で迎えた最終第8エンド。後攻で迎えた日本は最後の一投で小笠原が決めきれず、相手の第1ストーンを押し出すことができなかった。相手に1点のスチールを許して試合終了。日本は3勝4敗の同組4位で1次リーグ敗退に終わり阿部は「勝ちきれなくて残念」と目を赤くし、小笠原は「大会通してアイスの変化に対応しきれなかった」と悔しさをにじませた。

 ▼カーリング混合ダブルスの五輪出場枠 全体で8枠。開催国の韓国に1枠があり、昨年と今年の世界選手権で各12位まで付与されるポイントの合計で残り7枠が決まる。日本は昨年大会で今大会とは別のペアが1次リーグ敗退でポイントを獲得できなかった。今大会でベスト16によるプレーオフに勝ち上がるのが最低条件だったが、1次リーグ敗退により五輪出場の可能性が消えた。

続きを表示

2017年4月28日のニュース