町田がJ1初開催「東京クラシック」で東京Vに5―0完勝　U23代表藤尾がOG誘発と2発で実質ハット

明治安田J1リーグ第15節   町田5―0東京V （ 2024年5月19日    町田GIONスタジアム ）

＜町田・東京V＞後半、PKでゴールを決めた町田・藤尾（左から3人目）はチームメートと喜び合う（撮影・尾崎　有希）
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　J1初開催となったダービー「東京クラシック」は、ホームの町田が今季初の5得点で完勝した。今季ワーストの5失点で敗れた東京Vは、連続負けなしが11試合でストップした。

　U―23日本代表FW藤尾翔太が先制オウンゴール誘発に2得点を挙げる“実質ハット”で主役となった。前半11分、右サイドでMF仙頭啓矢のスルーパスに抜け出し、中央にグラウンダーのクロス。これがクリアを狙った東京VのDF宮原和也の足に当たり、意外な形で先制した。

　同29分には右スローインのリターンを受けたDF鈴木準弥の右クロスに、ゴール前中央で低い打点のダイビングヘッドで追加点。後半にはFW平河悠が倒されて獲得したPKでコースを狙い、右ポストの内側に当てて決めた。

　日本がパリ五輪出場権を獲得し優勝したU―23アジア杯で、藤尾は3トップ中央と右ウイングで全6試合に出場も無得点と不完全燃焼。18人の枠を争う五輪本大会メンバー入りへ、強烈なアピールに成功した。