【J1】町田・黒田監督　東京Vと昇格組ダービーで東京勢ライバル連破へ闘志「勝って一番と知らしめる」

町田・黒田監督
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　J1初挑戦で現在2位につけるFC町田ゼルビアは19日、同じ昇格組の東京ヴェルディをホーム町田GIONスタジアムに迎える。同じ東京都を拠点とする両クラブのダービーマッチは「東京クラシック」と称され、今季は初めてJ1の舞台で開催される。

　昨季J2では国立競技場での対戦を含め、優勝した町田が1勝1分けだった。17日に取材対応した黒田監督は、昨季終盤まで猛追を受けたライバルを「昨季よりさらに質が高くなっている。間違いなく強いチーム」と評しながら「一緒にJ1昇格した仲間のような意識も芽生えてきている」と明かす。

　今季のJ1には東京から過去最多の3クラブが参戦。もう1つの首都クラブで長くJ1に定着しているFC東京には、4月に初対戦して先勝した。黒田監督は「東京3チームの中で、トップを狙っていきたい思いがある。ヴェルディにも勝って、初めて東京で一番だと知らしめることができる」と静かに闘志を燃やした。

　町田と東京Vのリーグ戦での対戦は、町田がJFLから初昇格した12年のJ2で初めて実現。先行するFC東京と東京Vによる「東京ダービー」と差別化するため、両クラブが協議して「東京クラシック」と命名された。

　町田のJFL降格で一度は途絶えたが、J2に復帰した16年から継続中。18年最終節では、町田がJ1ライセンス未取得ながら勝てば結果的に優勝していた状況で引き分けるなど、多くの激闘が繰り広げられてきた。リーグ戦通算成績は、町田が7勝6分け5敗とややリードしている。