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【五輪最終予選】神セーブのGK小久保「自信なかったが仲間の言葉信じた」殊勲のPKストップ後に涙も

[ 2024年5月4日 03:14 ]

サッカーパリ五輪予選兼U―23アジア杯カタール大会決勝   日本―ウズベキスタン ( 2024年5月4日    ドーハ )

<日本・ウズベキスタン>後半、PKを止め雄叫びを上げる小久保(手前)=撮影・小海途 良幹
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 パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯に出場しているU―23日本代表は4日、決勝でU―23ウズベキスタン代表と対戦。1―0で16年大会以来4大会ぶり2度目のアジア王者に輝いた。後半アディショナルタイムに途中出場のMF山田楓喜(22=東京V)が決勝点を挙げた。この結果、7月開幕のパリ五輪1次リーグではパラグアイ、マリ、イスラエルのD組に入ることが決まった。試合終了間際に殊勲のPKストップを見せチームのアジア制覇に貢献したGK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)は「チーム一丸となって優勝できたことうれしく思います」と話し、白い歯をこぼした。

 後半アディショナルタイムに待望の先制点を挙げたものの、直後にVARチェックの結果、DF関根がペナルティーエリア内でハンドの反則を犯したとしてウズベキスタンにPKが与えられた。この日最大のピンチを前に立ちはだかったのは守護神・小久保。相手のシュートを右に横っ飛びしてはじき返し、直後には試合終了を待たずに感極まる様子を見せた。「(PKは)あんまり自信はなかったが、仲間のお前なら止められるという言葉を信じて止められた。嬉しい」と振り返った。
  
 前回大会準決勝で敗れたウズベキスタンに借りを返すこともできた。「難しい試合になることはわかっていた。宿敵のウズベキスタンにリベンジを果たそうと話していた。それができてよかった」と大きくうなずいた。


 《サッカー日本代表五輪成績》
1992年バルセロナ大会=予選敗退
1996年アトランタ大会=1次リーグ敗退
2000年シドニー大会=ベスト8
2004年アテネ大会=1次リーグ敗退
2008年北京大会=1次リーグ敗退
2012年ロンドン大会=4位
2016年リオデジャネイロ大会=1次リーグ敗退
2021年東京大会=4位
2024年パリ大会=???

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