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日本 U―23アジア杯優勝逃せばパリ五輪初戦はスペインに!久保同僚やバルサ勢など逸材ズラリ

[ 2024年4月30日 04:38 ]

バルセロナ期待の16歳FWヤマル(ロイター)

 大岩ジャパンがパリ五輪切符を獲得した。サッカー男子パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会は29日(日本時間30日)、準決勝が行われ、U―23日本代表はU―23イラク代表を2―0で下し、96年アトランタ大会から8大会連続となる五輪出場権を獲得した。

 五輪切符を手にした日本はパリ五輪1次リーグでC組かD組に入ることが決定。5月3日の決勝に勝利すればパラグアイ、マリ、イスラエルと同じD組に。敗れた場合はスペイン、エジプト、ドミニカ共和国のいるC組に入り、初戦で“優勝候補”スペインと激突することになる。

 スペインとは前回の21年東京五輪でも準決勝で対戦。延長戦までもつれ込むもFWアセンシオに決勝ゴールを奪われ0―1で敗れ、涙をのんだ。また、12年ロンドン五輪では1次リーグ初戦で対戦。FW大津祐樹のゴールを最後まで守り切って1―0で勝利。GKデヘア、DFジョルディアルバ、MFハビ・マルティネス、MFコケ、MFイスコ、FWマタといった豪華メンバーだった優勝候補から金星を挙げ、スペインを1次リーグ敗退へと追いやることになった。

 今回のスペインもU―23歳以下の選手には豪華メンバーが多数。特にバルセロナ勢はMFガビ(19)、MFフェルミン・ロペス(20)、FWヤマル(16)、DFクバルシ(17)、DFバルデ(20)らが候補に。さらには前回の東京五輪でも対戦したMFペドリ(21)もまだ出場資格がある。

 ただ五輪の1カ月前には欧州選手権も控えており、上記選手たちの中には負傷中であったりA代表でも主力候補のため両大会に出るのは困難。だが、例え五輪で招集出来なかったとしても他にRソシエダードのDFパチェコ(23)やFWバレネチェア(22)、ビルバオのFWニコ・ウィリアムズ(21)、ビジャレアルのMFバエナ(22)、ベティスのFWロドリ(23)、アルアハリのMFガブリベイガ(21)など好タレントがズラリ。日本はU―23アジア杯優勝を逃すと、パリ五輪では初戦から“大一番”を迎えことになりそうだ。

【パリ五輪男子サッカー1次リーグ組み合わせ】
<A組>
フランス、米国、アフリカ予選4位のギニア―アジア最終予選4位によるプレーオフ勝者、ニュージーランド

<B組>
アルゼンチン、モロッコ、アジア最終予選3位、ウクライナ

<C組>
アジア最終予選2位、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国

<D組>
アジア最終予選1位、パラグアイ、マリ、イスラエル

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