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小野伸二氏がフェイエノールトに帰還 巨大バナーと歴史的大勝で歓迎される

[ 2024年4月8日 04:22 ]

オランダ1部   フェイエノールト6―0アヤックス ( 2024年4月7日    オランダ・ロッテルダム )

巨大バナーとともに記念撮影する小野伸二氏(フェイエノールト公式SNSから)

 フェイエノールトが歴史に残る大勝で小野伸二氏(44)の“帰還”を祝った。2000~01年シーズンのUEFA杯(現欧州リーグ)優勝を支えたレジェンドをホームに迎えた宿敵アヤックスとの「デ・クラシケル」で6―0の大勝。前半34分にFWパイシャオンがショートカウンターから先制点を挙げると、わずか1分後にFWミンテが追加点。前半に3点を奪うと後半にも3点を加えた。既に6点差がついていた後半32分から出場したFW上田綺世にゴールは生まれなかったが、このカードでは1959~60年(欧州カップ戦出場権決定プレーオフ)の6―1、64~65年の9―4(オランダ1部)を上回る最大得点差の衝撃的な勝利となった。

 試合前に4万7500人が観戦に訪れたホームではUEFA杯優勝時の写真パネルを贈られた小野氏が、スタンドで披露されたユニホームにはちまきを巻いた現役時代の姿をかたどった巨大バナーとともに記念撮影した。

 地元メディアのESPNによれば、小野氏は「ここでは素晴らしい時間を過ごした。ファンはいつも私の力を最大限に引き出してくれた」と2001~05年の在籍時代を懐古。「フェイエノールトは私のキャリアと人生にとって大きな意味を持つ。ここにいたことは生涯忘れない」と語ったという。古巣から招待を受けた今回の訪問では、当時の同僚で現在はクラブのU―18監督を務める元オランダ代表FWファンペルシー氏とも旧交を温めていた。

 2位フェイエノールトは残り5試合で首位PSVアイントホーフェンとは勝ち点9差と逆転優勝は難しい状況ながら、スロット監督は「我々は自分たちがどれだけ素晴らしいチームか示したかった。永遠のライバルを相手にこのような結果を残せてうれしい」と喜びに浸った。

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2024年4月7日のニュース