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元北朝鮮代表の鄭大世氏 同国シン・ヨンナム監督に直撃質問 「2010年からどう進化したか?」

[ 2024年3月20日 19:03 ]

<サッカー北朝鮮代表会見>会見で質問した鄭大世氏(撮影・西海健太郎)
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 21日に行われる26年W杯アジア2次予選・日本―北朝鮮戦(国立競技場)を前に北朝鮮のシン・ヨンナム監督が20日、前日会見に臨み「あすの試合は非常に熾烈(しれつ)な戦いになると思う。どういう結果が出るか分からないがベストを尽くしたい」と語った。

 2月に行われた女子のパリ五輪アジア最終予選と同様、大勢の北朝鮮応援団が来場予定。指揮官は「同胞たちの応援は選手にとって大きな力になる。私たちは同胞たちの応援を受けながら、二つの心臓を一つになって走っているそんな気持ちで、肩を組んで走っているような心境で試合に臨んでいる」と話していた。

 会見には、元北朝鮮代表の鄭大世氏も参加。「2010年からどう進化したか?どういった点が進化したのか?」と直撃質問を投げかける一幕もあった。

 2010年W杯南アフリカ大会で、北朝鮮は44年ぶりにW杯に出場。ブラジル戦でピッチに立った鄭大世氏は、「祖国」の国歌が流れた際に、人目もはばからず大泣きしたこともある。

 同監督はこの質問に「2010年当時と比べて選手も変わっている。現在の選手の方が非常に熱心に努力している。全ての面で当時を上回っている。監督の私自身、非常に期待を掛けている」と回答した。

 また、「日本をどう分析しているのか?」という違う質問者からの問いに、同監督は「日本はアジアでも非常に強い国。強い国と対戦するために非常に大きな努力をしてきた。強いチームの日本を相手に様々な準備をしてきたが、どういった準備の過程は申し訳ないが言及はしない。明日の試合内容をみてほしい」と語っていた。

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