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新潟・宮本 初ホームで勝利導く 9日名古屋戦 豊富な運動量&強度高い守備が武器のボランチ

[ 2024年3月9日 04:30 ]

2試合ぶりの先発を目指す宮本
Photo By スポニチ

 J1新潟は9日、ホーム開幕戦で名古屋と対戦する。8日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。今季J2いわきから新加入のMF宮本英治(25)は、2試合ぶりの先発出場が濃厚。初めてのホームで勝利に貢献するプレーを披露し、大勢のサポーターを喜ばせるつもりだ。

 待ちに待ったホームでの開幕戦。宮本は7日の練習で初めてデンカビッグスワンスタジアムのピッチに立った。整えられた芝と大きなスタンド。「緊張よりもここでプレーできるのが凄く楽しみ」。きょう9日は約2万4000人ものサポーターが来場予定。オレンジ色に染まるスタジアムで、自らの存在を示そうと気合十分だ。

 開幕鳥栖戦は移籍後初先発し、FW谷口の同点ゴールをアシストし勝利に貢献。だが、2戦目のG大阪戦では先発から外れ、ベンチ入りしたものの出場機会は回ってこなかった。「チョイスされずに悔しかった。みんないいパフォーマンスをしているので続けて試合に出るのは簡単じゃないと思ったし、下を向いている暇はない」と原因を自分自身に求めて今週はひた向きにトレーニングに励んだ。

 持ち味は豊富な運動量と強度の高い守備。ボールを奪ってチャンスにつなげ、積極的にゴール前に迫ってシュートを打つ大胆さも持ち合わせている。「自分の強みはチームで唯一、違いを出せるところだと思うので、そこは消えないように意識している」と自分らしさを見失わずに果敢にチャレンジしている。

 G大阪戦は新潟らしい攻撃的な部分を出すことができずに、チーム全体でシュートはわずか3本だった。「思い通りにいかないときもある。そういうときにどうチームが変化していくのか見て学んだし、もっと変化していかないと」。苦しいときこそボランチが攻守でチャンスをつくるイメージはできている。

 鳥栖戦でのアシストに続き、ホーム開幕戦では「もちろんゴールも狙っていく。積極的に前に出てシュートを打っていきたい」と話す。今日の雪予報もなんの、宮本が熱いプレーで寒さを蹴散らし、勝利を呼び込む。

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