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G大阪 宇佐美が2戦連発のPK決勝弾「点を取れれば何でもいい」 13年ぶりホーム開幕戦勝利で上昇気配

[ 2024年3月3日 06:30 ]

明治安田生命J1 第2節   G大阪1ー0新潟 ( 2024年3月2日    パナスタ )

<G大阪・新潟>後半、PKを決めサポーターに向け雄叫びを上げるG大阪・宇佐美(中央)(撮影・中辻 颯太)
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 G大阪が13年ぶりのホーム開幕戦勝利を挙げた。前線から激しい守備で新潟を圧倒。後半30分にFW宇佐美貴史(31)が2試合連続ゴールとなるPKを決め、1―0で逃げ切った。

 宇佐美が決めた。後半30分のPKをゴール左に突き刺した。G大阪は昨季7連敗でシーズンを終えたとあって、勝利は昨年8月19日の湘南戦以来。J1でのホーム開幕戦勝利は2011年3月5日のC大阪戦以来、実に4746日ぶりだ。

 「GKが“こっちに蹴れ”と右に指を指したので(GKから見て)右に蹴りました。ちょっと強気に。イラッとしてたし“そっちに蹴ってやるから止めてみろ”って感じで」

 宇佐美のJ1での2戦連続ゴールは、3戦連続で決めた19年11月23日仙台戦以来だ。「流れの中で決めたい思いもありますが、点を取れれば何でもいいです。PK30本でも30点ですし。一番前(FW)で出る以上、どんな形のゴールでも」と貪欲な姿勢を示した。

 クラブの負の歴史に終止符を打ったエースに慢心はなかった。「昨年もこんな展開で追いつかれ、勝てそうで勝てなかった。だからこそ、何としても勝利をサポーターにプレゼントしたいと思っていました」。3万人近く集まったサポーターの応援に頭を下げた。

 PKを決めた後は交代で退いていたDF松田の元へ走り、“揺りかごパフォーマンス”も披露。複数人で松田を抱きかかえ、揺らした。第2子誕生をサポーターとともに祝うことができた松田は「きょうは何が何でも勝ちたかった」と笑った。主将の豪快なPK弾と最後まで光った堅い守り。G大阪は開幕2戦目で早くも上昇気流に乗った。 (千田 篤史)

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