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INAC神戸、身売り発表 大栄環境に100%株式譲渡 女子サッカー界に衝撃

[ 2024年2月27日 05:30 ]

2024年1月27日、皇后杯を制し記念撮影するINAC神戸イレブン
Photo By スポニチ

 パリ五輪アジア最終予選第2戦の北朝鮮戦(28日、国立)を前に女子サッカー界に衝撃が走った。国内計12タイトルを誇るINAC神戸がアスコグループから大栄環境に100%株式譲渡され、連結子会社契約を締結したことが26日、発表された。3月1日付で新経営体制が発足する。

 チームには24日に説明し、なでしこジャパンでプレーするFW田中やGK山下には第1戦・北朝鮮戦(24日)の後に伝えた。クラブ名、本拠の神戸市も変更しない。アスコグループの文弘宣会長は「気力、体力、財力のある企業が引き継いでいく前例をつくりたかった」と発展的譲渡と説明したが、WEリーグ再開直前の発表に選手の動揺は隠せなかったという。

 INAC神戸は01年に設立。06年になでしこ1部リーグに昇格し、10年には全日本女子選手権でクラブ初タイトルを獲得。11年に澤穂希、大野忍ら大型補強に成功し黄金期を築くなど数多くの日本代表選手を輩出した。

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