J1王者の神戸・吉田孝行監督「同じ絵を描ける状況にできた」24日開幕・磐田戦へ自信

磐田との開幕戦に向けて取材に応じる神戸・吉田孝行監督（C）VISSEL　KOBE
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　J1王者・神戸は24日、敵地で磐田と対戦する。

　昨季は開幕・福岡戦で勝利して波に乗り、初戴冠まで突っ走った。不安定な成績を繰り返す神戸にとって開幕戦は1試合以上の重みを持つ。吉田孝行監督は「自分たちがやってきたことが結果になることで自信につながる。大事な試合になる」と口にした。

　親善試合インテル・マイアミ戦（7日）、富士フイルム・スーパー杯・川崎F戦（17日）では無得点。だが「キャンプ序盤から良い仕上がりだったので、逆に自分は上手く行き過ぎな不安があった。でも徐々に試合を重ねてエラーが出たのはポジティブ。それを修正するのが僕の仕事。選手を迷いなくピッチに立たせたいし、皆が同じ絵を描ける状況にできた」と糧にした。磐田戦での復帰は不透明だがマイアミ戦と川崎F戦を欠場していたFW武藤嘉紀が練習に復帰するなど戦力も戻りつつある。

　相手が対策してくるのを承知の上で、どう自らの土俵に持ち込むかが今季のポイント。追われる立場だが、チャレンジャー精神は変わらない。昨季の自らを超える戦いが、いよいよ始まる。