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Jリーグの野々村チェアマン 31年目シーズンの改革ポイントは契約制度と選手育成 助成金制度を新設へ

[ 2024年2月19日 15:50 ]

野々村チェアマン
Photo By スポニチ

 Jリーグは19日に今週末の開幕に向けて東京都内で「2024Jリーグ開幕PRイベント」を開催し、オープニングでスピーチした野々村芳和チェアマン(51)が31年目の今季での改革などについて語った。

 まずは就任1年目となった昨季について野々村チェアマンは、入場者数(約1096万人)が新型コロナウイルス前の19年と同水準まで回復したこと、地上波テレビ露出量が前年比3倍になったこと、リーグと全クラブの売上合計が過去最高の1700億円に上ったことなどを報告した。

 26年8月には秋春制移行を控える中で、今後の30年へ向けては「究極の目標はやっぱり、Jリーグが世界一のリーグになるということ。Jリーグの選手が中心になって構成される日本代表がW杯で優勝するということを、30年後に実現したいということを考えた時の、第1歩というシーンなのかなと」と強調。そのために「まず10年後、我々がどんな姿になるべきか、Jリーグの目指す姿を設定しました」と、改革案なども同時に発表した。

 フットボール領域では、改革ポイントとして契約制度と選手育成を挙げた。契約制度について「現行のABC契約制度は25年ほど変わっていない。当時と比べると海外移籍が盛んになるなど環境が変化し、Jリーグが選手に選ばれ続けるためにも契約制度の見直しに着手する」と強調。また、育成には助成金制度を新設し、「遠征に行きたいとか、この選手を海外のクラブの練習に参加させて伸ばしたいというようなクラブ独自の施策にも対応していけるように、費用でサポートしていきたい」と明かした。 

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