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ドログバ氏 母国のアフリカ杯制覇に歓喜!駆け寄るイレブンとの抱擁がネットで反響「愛情が伝わる」

[ 2024年2月12日 22:24 ]

<アフリカ杯決勝 ナイジェリア・コートジボワール>優勝が決まり、コートジボワール代表FWコナテ(右)と抱き合うドログバ氏(ロイター)

 サッカーのアフリカ杯は11日に決勝が行われ、開催国コートジボワール代表がナイジェリア代表を2―1で下し、4大会ぶり3度目の優勝を飾った。決勝トーナメントから急きょ指揮を執ることになったエメルス・ファエ暫定監督(40)は試合後に歓喜の涙。イレブンは優勝が決まると、ピッチサイドにいた元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏(45)の元へ駆け寄り一緒に喜び合う場面があった。

 コートジボワールはFWハラー(ドルトムント)、FWアディングラ(ブライトン)ら主力をケガの影響により1次リーグで起用できず大苦戦。ナイジェリア(●0―1)、赤道ギニア(●0―4)と連敗し、1勝2敗の勝ち点3でA組3位。1次リーグ突破は“絶望的”な状況に追い込まれたが、他の組の結果により3位通過争いでギリギリの4番手に入り決勝トーナメントに駒を進めた。

 だがチームは1次リーグ不振の影響もあり、ガセ監督の解任を決断。急きょアシスタントコーチだったエメルス・ファエ氏が暫定監督に就任した。大会中の指揮官交代という“ドタバタ劇”がありながらも決勝トーナメントからはFWハラーとFWアディングラが戦列復帰。1回戦でセネガルとの激闘をPK戦の末に勝利すると、準々決勝マリ戦では前半でDFコスヌ(レバークーゼン)がイエローカード2枚を受け退場。数的不利に追い込まれながらも粘って延長戦へと持ち込み、終了間際にMFディアキテ(S・ランス)が劇的な決勝ゴールを決め、15年大会以来の準決勝進出を決めた。

 さまざまな逆境を乗り越え、準決勝コンゴ民主共和国戦ではFWハラーが今大会初ゴールを決め勝利に貢献。決勝は1次リーグで敗れたナイジェリアとの“再戦”となり、ここでもFWハラーが2戦連発となる決勝ゴールを決める活躍。優勝が決まるとファエ暫定監督はイレブンの元へ駆け寄り歓喜の涙。大会公式サイトによると、大会中にアシストコーチから昇格して優勝監督に輝いたのは史上初の快挙だったという。

 さらにオープニングセレモニーで優勝トロフィーを持って登場したドログバ氏は試合終了前にピッチサイドに姿を現すと、両手で観客をあおって選手らを後押し。無事優勝が決まると関係者らと喜びを爆発。ドログバ氏の元には多くの選手が駆け寄り、一緒に喜びを分かち合った。

 このドログバ氏の姿にネットからは「彼のカリスマ性やリーダーシップは引退後も別格」「選手にとってドログバはアイドルなんだろうな」「ドログバ大興奮で可愛い」「アフリカのお父さんって感じ」「選手からの愛情が伝わる」「まるで監督のよう」「引退しても存在感ありすぎ」などといった声が上がった。

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