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佐藤寿人氏が日本代表の敗因分析 明暗分けた“熱量の差”「欧州組は大会だけに集中する難しさが」

[ 2024年2月11日 22:37 ]

佐藤寿人氏
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 サッカー元日本代表FW佐藤寿人氏(41)が11日、NHK「サンデースポーツ」(日曜後9・50)に出演。アジア杯で8強に終わった日本代表の敗因を「熱量の差」と分析した。

 大会前は史上最強の呼び声も高く、優勝候補に推されていた森保ジャパン。しかし最後まで歯車がかみあわず、3大会ぶり5度目の優勝どころか4強を前に姿を消した。

 DF冨安も「勝ちへの執着心が足りない。ピッチ内で熱量を感じられなかった」と言及していた“熱量”。佐藤氏は「昨年、日本はドイツ、トルコと強豪相手にしっかり勝っていたし自分たちの力を発揮すればアジア杯を勝ち取れるという思いもあった。欧州のチームに所属している選手も多いし、シーズンオフではなくリーグが並行してやってる中で代表に合流するのは、大会だけに集中することの難しさっていうところが選手たちにあったのかと思う」と大会の日程面が影響したと指摘した。

 「1次リーグでイラクに敗れた時、イラク選手たちは日本に勝ったことで涙を流していた。そういう強い気持ちを持って日本と戦う相手が多かった」と対戦相手の“熱量”にも言及。

 VTR出演した元日本代表DF中澤佑二氏が「ロングボールを多様する相手の戦術に対応しきれなかった」ことを敗因に挙げると、佐藤氏は「守備のところで問題を抱えていたが、攻撃の活性化でこの状況を打破したいという監督の狙いもあった」と説明。「主体的なサッカーができなくなった時の引き出しが必要かなと感じた」と今後の課題を挙げていた。

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