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新潟・高木「クラブ史上最高のチームに」 仕上がりに手応え

[ 2024年2月11日 04:30 ]

今季は順調なキャンプを送る、新潟MF高木
Photo By スポニチ

 高知で2次キャンプ中のJ1新潟はきょう11日、非公開で練習試合を行う。10日は高知市の春野総合運動公園陸上競技場で練習を行った。MF高木善朗(31)は練習試合で勝利することに加え、よりゴールを取るためにチャレンジする。さらにクラブ史上最強チームを目指す考えも明かした。

 昨年の同時期とは表情が全く違う。高木が充実のキャンプを送っている。

 「やっとキャンプで元気にプレーする姿を見せられているし、こうやってコンディションも良くやれているのは本当にうれしい」と声を弾ませた。

 昨年の高知キャンプでは、右膝の負傷からの復帰を目指し、1人でスタンドの階段を上り下りする別メニューの日が続いていた。だが、今年は沖縄・比屋根(ひやごん)キャンプでしっかり体をつくることができた。「例年よりも体が出来上がるのが早かった。だから高知キャンプでは戦術のすり合わせもスムーズにやれている」と仕上がりの良さに手応えを感じている。

 これまで4試合の練習試合は負けなし。7日のJ3富山戦では自身のFKから先制点に導いた。「狙い通りにやれている。セットプレーで点が取れればチームが楽になる」。今キャンプではターゲットになる選手によってボールの軌道を変えたり、狙う位置を微調整しながら感覚を高めている。

 高木自身にまだゴールはないが、残り2試合の練習試合では「もっとチャレンジしたい」とテーマを持って戦う。「チームとして負けていないという結果は出せているが、自分自身、もっとゴールが取れるようにしたい」と意気込む。そのために「より相手にダメージを与えられるように球際やギリギリのパスや、無理な体勢からでも積極的にシュートを打ってみたい」。この時期だからこそ、果敢にチャレンジして決めきることができれば、24日の鳥栖との開幕戦への大きな自信となるはずだ。

 ケガ明けの昨季は18試合で2ゴールだった。「もちろん開幕スタメンで出たいけど、与えられたところでしっかり力を発揮できるようになりたい」。今季はトップ下としての存在感を発揮し、出場数やゴール数を増やしていく。そうすれば胸に秘める大きな野望に近づくことができる。「24年のチームがクラブ史上一番だと言われるくらい最高のチームになりたい」――。
  

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