FC東京のDF中村帆高　J2横浜FCとの練習試合で約9カ月ぶりに実戦復帰

FC東京のDF中村帆高
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　昨年4月29日の新潟戦で右アキレス腱を断裂したFC東京のDF中村帆高（26）が10日、9カ月ぶりの実戦復帰を果たした。J2横浜FCと行った45分×4の練習試合で、4本目に右サイドバックとして約30分プレー。内容よりもまずは「いろんな方の支えがあってピッチに戻ってこれた。自分自身にとっても喜ばしいことですが、それよりもいろんな方への感謝の方が大きかった」と、感謝を口にした。

　リハビリ期間中は、自身の体のバランスを見直すいい機会にもなったという。21年4月には、違う個所ながら、同じ右足の膝の半月板を損傷。そのことで「自分のバランス的なところで、ここがこうなっていたから結果的にアキレス腱も膝の時も右だったし、そういうバランス的なところを分析した」といい、新任の早川直樹フィジカルコーチ（60）らのアドバイスも受け「いろいろと（復帰に向けてのプランを）練ってもらって、強化というよりはバランスを整えたみたいなイメージでした」と復帰までのプロセスを振り返った。

　今後は出場時間を徐々に延ばして、チームとともに2週間後に迫った24日のC大阪との開幕戦に向けて調整していく方針。「自分には自分にしか出せない色や、与えられる影響があると思う」と自覚十分の26歳は「きょうの30分が必ず（今後に）繋がっていくと思うので、その中でやれることを体と相談しながら、どんどん戻していけるように」と、完全復活へ強い意気込みを見せた。