×

【アジア杯】槙野智章氏 三笘はやっぱりレベルが違う

[ 2024年2月1日 04:43 ]

アジア杯決勝T1回戦   日本3―1バーレーン ( 2024年1月31日    ドーハ )

後半、出場した三笘(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 【槙野智章 視点】初戦なのでゲーム勘やコンディション面で難しさがあるのかなと心配したが、三笘はさすがだった。ボールを持った時の相手のはがし方や一瞬のスピード。惜しくもゴールにはつながらなかったが、3枚を置き去りにしたドリブルとパス。ちょっとレベルが違うというのを改めて感じた。

 同じ左サイドでスタメン出場した中村はシュートがうまいタイプ。途中から戦い方をチェンジできる三笘と中村の2人がチームにいるのは、相手にとって脅威。今後も日本代表の大きな武器になる。

 セットプレー絡みでの失点が続いているが、何より大事なのは自信を持つこと。もちろん練習と映像分析はしっかりやるのが前提だが、不安な空気を充満させるのではなく、ドンと構えて全員ではじこうとか守ろうという強い気持ちを出すしかない。

 ただ90分間全体の流れをみれば、自分たち本来の姿を取り戻しつつある。これまでも得点には関与してきた堂安と久保に今大会初得点が生まれたことで勢いづくし、1点差に追い上げられた直後に上田が突き放した時間帯も良い。次戦は中2日。心身ともにリカバリーをして、4強入りをしてほしい。 (元日本代表DF)

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年2月1日のニュース