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アジア杯8強出そろう!日本代表 準々決勝相手がイランに決定 “大黒柱”FWタレミ退場で出場停止に

[ 2024年2月1日 04:00 ]

アジア杯決勝トーナメント1回戦   イランーシリア ( 2024年1月31日    カタール・ドーハ )

<アジア杯決勝T1回戦 イラン・シリア>前半、PKから先制ゴールを決め喜ぶイラン代表FWタレミだったが…後半退場となり次戦出場停止に(ロイター)

 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は31日、決勝トーナメント1回戦残りの2試合が行われ、準々決勝進出を決めた8チームが出そろった。1次リーグD組2位通過となった日本代表(世界ランク17位)はE組1位バーレーン代表(同86位)に3―1で快勝。3日の準々決勝での注目の対戦相手は、この日シリア代表(同91位)との激闘をPK戦の末に制したイラン代表(同21位)に決定した。

 76年大会以来48年ぶり4度目の優勝を狙うイランは、1次リーグC組を3戦全勝で堂々の1位通過。決勝トーナメント初戦では名将クーペル監督率いるB組3位通過のシリア代表と激突した。

 試合は前半からイランがボールを支配すると、同33分にチャンス到来。FWジャハンバフシュ(フェイエノールト)が浮き球のスルーパスを前線に送ると、走り込んだFWタレミ(ポルト)が相手選手に後方から倒されPKを獲得。これをFWタレミ自ら確実に決め、2戦連発で今大会3点目となる先制点が生まれた。

 1点リードで後半へと折り返したイランだったが同19分、今度はGKベイランバンド(ペルセポリス)がエリア内で相手選手と接触。VAR判定の結果、PKとなってしまうと、FWフリビン(アルワフダ)に決められ失点。同点に追いつかれて荒いプレーが目立ち始めると、FWタレミが立て続けにイエローカードを受け退場に。数的不利となってしまい、1―1のまま延長戦に突入した。

 延長戦では互いに決め手を欠き終了のホイッスル。勝負はPK戦までもつれることになり、先行のイランは2人目まで成功。するとGKベイランバンドが相手2人目MFユセフのシュートを止め、1歩リード。そのままイランは5人全員が成功し、苦しみながらも8大会連続の8強入り。その一方で次の日本戦では“大黒柱”のFWタレミを出場停止で欠くことになってしまった。
 
 この結果、準々決勝は“優勝候補”同士でアジアでの世界ランク上位2チームによる好カードが実現。日本はイラン戦の対戦成績が通算6勝5分け6敗。これまで“互角の攻防”を繰り広げてきたが、アジア杯での対戦成績に限ると2勝1分け0敗。森保ジャパンとしては2度目対戦となり、前回は19年アジア杯準決勝で3―0の勝利を飾っていた。

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