G大阪の新加入“元C大阪コンビ”がレギュラー獲りへ充実キャンプ

スパイクを脱ぎ居残りでランニングするG大阪の（左から）MF鈴木徳真、DF松田陸、DF福岡将太
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　G大阪は29日、春季キャンプを行っている沖縄県中城村で午前、午後の2部練習を行った。新加入の“元C大阪コンビ”DF松田陸（32）、MF鈴木徳真（26）はDF福岡将太（28）とともに、午前の練習後居残りでランニング。レギュラー獲りへ強い決意をうかがわせた。

　自身の持ち味である精度の高いクロスをこの日の練習でも披露した松田は「充実していますし、めちゃくちゃ楽しいです。自分自身のコンディションも上がってきていますし、監督が求めてくれていることを体現できていると思う」と手応え。名前が1字違いの半田陸（22）との右サイドバック争いが予想されるが「技術や経験が自分の武器。頭を使うところだったり、ポジショニングだったり、そういうところで良さを出していければ」と負けるつもりはさらさらない。

　昨季のレギュラーだった山本悠樹（26）が川崎Fに移籍したことでポジション争いが熾烈になっているボランチの鈴木も「サッカー選手たるもの、チームを何回勝たせられたか、何回試合に出たか、何分出たかを求めていきたい」と、今季に懸ける思いを吐露。両者とも確かな実力を持ちながら、昨季は出場機会に恵まれなかった。史上初となるC大阪からG大阪への完全移籍で“禁断”とも言われているが、松田は「サッカー選手だったら、求められるところに移籍するのは当たり前。活躍して1つでもタイトルを取れれば、サポーターも納得してくれるんじゃないかなと思います」と結果で示す意気込みだ。

　キャンプ最終日の31日には鳥栖とのトレーニングマッチも控える。締めくくりを飾って、開幕に備える。