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【アジア杯】堂安「負けに値するゲームだった」 11連勝ならず「いつか止まる…いい試練が来ている」

[ 2024年1月20日 00:06 ]

アジア杯1次リーグD組   日本1―2イラク ( 2024年1月19日    カタール・アルラヤン )

<イラク・日本>試合終了の瞬間、喜ぶイラクイレブンの横でガックリの堂安(撮影・西海健太郎)
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 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本代表(世界ランク17位)は19日、1次リーグD組第2戦でイラク代表(同ランク63位)に1ー2で敗戦。勝ち点を伸ばせず決勝トーナメント進出は第3戦のインドネシア戦までお預けとなった。昨年から続いていた歴代最長となる国際Aマッチ連勝記録は10で止まった。

 後半16分から途中出場した堂安との一問一答は下記の通り。

――試合を振り返って。

 「見ての通り、かなり立ち上がりから押し込まれた。対人も強かった。負けに値するゲームだった」

――どういうイメージで入った?

 「サイドの1対1が強いのは分かっていた。(伊東)純也くんとは違うスタイルで、中に絡んでいこうと思っていた。シュートが圧倒的になかったんで、シュート打たないとと思っていた。イメージ通りのプレーはできたが、早めに僕のチャンスで決めて入れば変わっていたと思う。反省できることはして、下を向いている時間はないので切り替えたい」

――あの入りは想定外?

 「声は掛けていた。中で感じる者はちがう。悪いなというときに失点しすぎ。何とか耐えられたという試合がない。ベトナム戦もそうですし、悪いときに前半は0-1で終わるとか、交代でクオリティー高い選手がこんなにいるからそれを考えて0-1で終わるのを共通認識できていれば試合は変わった」

――変えられなかったのは?コンディション?

 「そこは僕はわからない。僕のコンディションは良かった。前半の選手はきつかったかもしれない。完全アウェーの中で僕は負けている中で入りやすかった」

――シュートまでいけなかった。

 「今までの僕らの強みがサイドでの1対1だった。それを抑えられるとシュートまで行けないのが全て。もう一つのオプションを持ちきれていなかった。臨機応変に対応するのが認識できなかった」

――堂安選手が入って得点の匂いがした。

 「1対1じゃないですか?守備のところで奪って前に運べた。こぼれ球も拾って前に行けた。ライン間でボール受けて運ぶのは意識した。難しい戦術より、もっとベースを振り返るべき」

――堂安選手を入れた後に5バックに変えたりした。

 「日本が攻められたと思う。出して動いてを繰り返して、ビッグチャンスも1本目のところも守田君と(南野)拓実くんと絡んだ。最後PA入れたのも出して動いて。そこだと思う」

――チームとして狙いはできた?

 「やろうとしていること、狙いはあった。何もなくて負けましたではない。ポジティブに捉えているが、相手も僕たちがドイツとやるように、王者相手にやってくる感じ。一泡吹かせてやろうという戦術を持ってきますし、だからこそオプション1を抑えられたとき2個目のオプションを出すチームの能力は必要」

――W杯予選も初戦で負けてから経験がある。ここから必要なのは?

 「8連勝、9連勝していた中でいつか止まる覚悟を持ちながら試合をしていた。悪くなったときにチームにどれだけリーダーがいるのか?うまい選手だけでは勝てないのは全員が欧州で戦っているので分かっている。チームの中にリーダーが多ければ多いほど立て直せる力があるチームだと思う。うまいチームから、強いチームに代わるために、いい試練がきている」

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