今季は2部練増やす！京都・チョウ貴裁監督「量やらないと質なんて」

京都・チョウ貴裁監督
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　京都は18日、サンガタウン城陽で午前、午後の2部練習を公開。16日に55歳の誕生日を迎えたチョウ貴裁（チョウ・キジェ）監督が、シーズン中の2部練習を増やす考えを明かした。

　「今年はだいぶ増やしていこうと思っています。若い選手も多いし、若手だけでやるかもしれないし、足りないところはそういうところの練習をやっていかないといけない」

　きっかけは知人の一言だった。「“量をやっていない人が、質なんか上がりますか？”っていう人がいて。俺そうだな、と思って」と腑に落ちた。「最初から質を上げて、と言って、止まってピシッと蹴れるかといえば蹴れない。量はある程度、いい意味で確保しないといけないなと思うし、今年は“質を上げてシーズンに臨みます”っていうふうに俺も言っちゃいそうだけど“量を上げて質を上げます”って言わないと、本当の言葉じゃない」と真意を説明した。

　また、今年のスローガン「強く超える」についても意図を説明。「去年は（力を）“出せなかった”というより“出さなかった”方が大きい。出したら勝てるのに出さなかった試合っていうのが（昨季の）18敗の中にある。人任せにして超えられるようなものじゃなくて、自分で強く足を踏んでいかないと超えていけないなと思うので、そういう言葉にしました」と込めた思いを語った。就任4年目。J2・2位→J1・16位→13位と、年々成績を徐々に上げているだけに、今季も大小の改革を施しながらさらに上位を狙う。