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中村俊輔氏 遠藤のコロコロPK「入った後のダメージ大きい」 あうんの呼吸で役割分担

[ 2024年1月10日 04:44 ]

サッカー元日本代表遠藤保仁が現役引退

中村俊輔(左)と話し合う遠藤
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 横浜FCの中村俊輔コーチ(45)にとっても、遠藤のコロコロPKは“脅威”だった。プロ入り直後はともに横浜のクラブに属し、個人トレーナーが同じだったこともあり、すぐに意気投合。共闘した00年シドニー五輪、A代表でも多くの苦楽をともにし、自身の1年後にスパイクを脱いだ親友を「人間的にもヤットとは凄く馬が合った。まずはお疲れさまと言いたい」とねぎらった。

 国際Aマッチは48試合(同時先発は43試合)でともにプレー。特にオシムジャパン時代には、あうんの呼吸で生まれた役割分担があったという。PKは先にレギュラーに定着した俊輔氏が蹴ることが多かったものの、相手GKをあざ笑うかのようなコロコロPKを目の当たりにして「途中でPKを譲るようになった」という。

 理由は「相手にとって、入った後のダメージがあっちの方が大きい」から。逆にFKは譲ってもらう場面が多かったようで「それぐらい信頼していたし、ありがたかった」と懐かしげに振り返った。

 俊輔氏がJ1で決めた直接FK24本、遠藤がJ1で決めたPK31本はともに歴代最多。「またどこかで一緒に仕事がしたいと思っている」。近い将来、日本サッカー界が生んだ左右の天才キッカーのタッグ再結成に期待がかかる。

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