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3得点に関与したMF堂安律「ちょっとしたエゴ、わがままが欠けていると思った」

[ 2024年1月1日 17:19 ]

国際親善試合   日本5―0タイ ( 2024年1月1日    国立 )

<日本・タイ>後半、競り合う堂安(右)=撮影・小海途 良幹
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 後半開始から出場したMF堂安律(フライブルク)が、3得点に絡んだ。「前半のメンバーが体力を消耗させてくれたので間で受けることを意識した。早めに得点が取れて良かった」。左サイドでパスを受けると、伊東へ絶妙なサイドチェンジ。そこから後半6分の田中の先制点を演出した。さらにCKキッカーを務めた29分にはオウンゴールを誘発。37分には右サイドを菅原と崩してダメ押しの4点目につなげた。

 「上手いシーンはあったがちょっとしたエゴ、わがままさが欠けていると思った。そこは(南野)拓実くんと僕の特徴でもあるので生かしていこう、と」

 ブロックを敷いたタイ相手に、前半から何度も惜しいシーンは作った。だが肝心のゴールを奪えない。同様の展開が予想されるアジア杯でも、堂安の姿勢やメンタリティーは重要になる。またトップ下だけではなく、両サイドやFWの位置まで上がってプレー。流動的な動きを見せて、チームにリズムをもたらした。「試合前に監督からも言われていたけど、初めてにしては良かった」。今後の手応えを得た。

 19年アジア杯は準優勝。堂安自身も2得点に終わった。第2次森保政権後は新10番を任され「勝たせるのが仕事」と意識を強める。直接的な得点やアシストはなく「数字が欲しかった」と悔しがったが、この日得た収穫をもとにアジア杯では目に見える結果を求めていく。

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