【高校サッカー】静岡学園　川崎F内定FW神田が頭で2ゴール　18歳誕生日に大暴れ

全国高校サッカー選手権　1回戦   静岡学園6―0明徳義塾 （ 2023年12月29日    駒場 ）

前半、シュートを放つ静岡学園・神田（撮影・沢田　明徳）
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　1回戦15試合が行われ、静岡学園は来季、川崎F入りするFW神田奏真（3年）が2得点するなど、明徳義塾（高知）に6―0で大勝。ヒーロー候補が躍動した。

　川崎Fへの加入が内定しているFW神田が、18歳の誕生日に2得点1アシストの大暴れだ。全国制覇した19年度と同じ初戦6―0の快勝に導き「特別な日になった。気持ちよかったです」と満面の笑みを浮かべた。

　今夏はU―18日本代表に選出も、その後に両足甲を疲労骨折して手術を受け、以降はチームを離脱。静岡大会も欠場を余儀なくされていたが、初戦で試合勘の不安を払拭した。1―0の前半16分に絶妙なスルーパスでアシストを記録すると、後半10、13分と立て続けに頭で2得点。500人の大応援団から得点後にハッピーバースデーの大熱唱で祝福され「うれしかった」と感謝した。

　試合前には同校OBで、観戦に訪れた川崎FのMF大島から「頑張ってね」とエールを送られ、その先輩の前で実力を示した。目標は大会得点王だ。東京V内定のGK中村圭、J2徳島内定のMF高田も擁するタレント軍団を復活したエースが引っ張っていく。