横浜Jrユース出身の新潟FW鈴木　地元友人に「元気な姿を見せたい」　24日に2位横浜とアウェーで対戦

3試合ぶりのゴールを狙う新潟FW鈴木
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　J1新潟はきょう24日、アウェーで横浜と対戦する。23日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。FW鈴木孝司（34）は8試合連続で先発出場が濃厚。得意のポストプレーで攻撃のチャンスをつくるほか、3試合ぶりのゴールも狙っている。

　残り2試合を連勝し、1桁順位でフィニッシュするためにも負けられない横浜戦。現在横浜は、首位神戸と勝ち点2差の2位。優勝の可能性を残す相手との一戦を前に、鈴木は笑顔を見せながら泰然としていた。「優勝争いをしているチームと最終節近くで対戦するのはスタジアムの雰囲気やモチベーションも凄いと思うが、その中でやれることは経験になるし成長できると思う。しっかり自分たちが築き上げたサッカーをしたい」と前向きに捉えている。

　終盤になってもコンディションは良好で、7試合連続先発出場中。ベテランだが試合に出続けることで成長を感じ取っており「狭いスペースでプレーすることや、判断とかシンプルなことがよりシンプルにできるようになった。質も高まっているし、プレーの幅も広がってきた」と手応えをつかんでいる。

　鈴木といえばクレバーな位置取りやポストプレーが特長。チャンスをつくることにたけている。だが今節は「FWは結果を求められると思うので、よりペナルティーエリア内で仕事をしたい」と積極的にゴールを狙い、3試合ぶりのゴールを目指す。

　神奈川県三浦市出身で横浜ジュニアユース育ち。「中学時代にいろいろなことを学んだチーム」と“古巣”への思い入れもある。日産スタジアムでプレーするのは、C大阪時代の20年8月13日以来、3年ぶり。「今回は小学校時代の友達が7、8人見に来てくれる。こういうことでみんなが集まってくれるのはうれしいし、元気な姿を見せたい」。健在ぶりを示すには、ゴールを決めることが一番なのは分かっている。